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振替休日と代休はどう違うか?

「振替休日」は事前に休日そのものを振替えるのに対して、「代休」は休日を動かさず当該日は休日労働とし、事後の特定の労働日の労働について代休を与えることにより労働を免除するということをいい、大きな違いがあります。

【休日労働割増賃金との関係】
「振替休日」は、あらかじめ指定した休日を他の日に振替えますから、あらかじめ指定した休日は労働日となり、振替えた他の日が休日となります。したがって、休日労働の問題は発生せず、休日労働割増賃金を支払う必要はありません。
一方「代休」の場合は、休日そのものは動きませんから、休日労働をさせたことになり、休日労働割増賃金の支払いが必要です。

(1)  休日労働をさせて代休を付与しない場合の取扱い
  休日に労働していますから、135%以上の休日労働手当(法定外休日に労働した場合は125%以上の時間外労働手当)を支給します。

(2)  休日労働をさせて後日に代休を付与した場合
 法定休日(135%-100%=35%)、法定外休日(125%-100%=25%)のように、通常の賃金額100%を引去り支給します。ただし、1日の法定労働時間8時間を超えた部分は、135%または125%の支払いが必要です。

【実務上のポイント】
(1) 代休は、給与計算期間を超えて翌月以降に持ち越すことも可能です。その場合は、一旦135%(125%)以上の割増賃金を支払い、翌月以降に代休を取得した時点で100%を差引くという扱いが正式の扱いです。事務処理が煩雑かつ、従業員サイドでも後日賃金控除されることに抵抗感があることから、必ず代休を付与することを前提に、35%(25%)以上の割増賃金のみを支払っておくということも行われているようです。
(2) 代休は振替休日と異なり、暦日で与えなければならないという縛りもなく、半日単位で与えることも可能です。また、代休は労働者から請求されれば必ず与えなければならないものでもなく、請求があっても会社の都合で付与しないことも可能です。
(3) 振替休日と異なり代休は柔軟な運用が可能です。代休は割増賃金の問題が発生しますが、振替休日であっても同一週を超えるケースでは割増賃金の問題が発生します。振替休日は同一週内の振替に限るとするなど、振替休日と代休をうまく使い分けて運用することがポイントです。
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辻 社会保険労務士事務所

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